2023年のお盆休み

8月も中旬に入りました。お盆は珍しく連休をもらえることになっていたので、その間は思い切り楽しもうと決めていました。


働いて分かったこと。お休みの前日の退勤間際って、とっても幸せ。それが連休ならなお幸せ。12日からがお休みなので、金曜日の夕方はえも言われぬ、なんとも楽しい浮かれた気持ちでした。子どもたちとの触れ合いは楽しいのだけれど、やっぱり仕事には頑張る時とそうでない時のメリハリが必要です。

 


12日の土曜日は、近くのデパートに行きました。何度も日記に記していますが、私にとってデパートとはまさにテーマパーク。しかも、この日は自分をとことん甘やかす日として、『昼からお酒を飲んでも良い』と、自身に許可を与えました。デパートにもお気に入りのお店はあるのですが、今日はもっと大衆的で世俗的な、小綺麗というよりも乱雑で、丁寧というよりも活気のある場所を求めていました。つまり、居酒屋で飲みたかったので、大好きな「磯丸水産」で結構飲んだくれました。蟹味噌甲羅焼き、白子ぽん酢、つぶ貝の串焼き、そしてあわびの刺身。たのしい文学や芸術と良いお酒、そしておいしいものにさえ囲まれていれば、私は生きていける。心からそう思いました。


そのあとはデパートを隅から隅まで物色しました。姿かたちの良いバッグ、お花の柄の大きなお皿、いい香りの化粧品・・・ それらを眺めていると、ふんわりと心が豊かになります。この日はかわいい瓶に入ったネイルカラーを3つ買いました。ラメが入っていてまるで宇宙のような黒、南国の海を彷彿とさせるトロピカルなブルー、夕焼け空を絵筆で伸ばして薄めたようなピンク。どれもロマンチックで素敵でした。


デパートから出る間際、宝石展を見つけました。石には全く興味がないのですが、あまりに美しい紫色が目に入ったので、思わず立ち止まって見惚れてしまいました。すると、素敵なジェルネイルをした店員の方が、それは「タンザナイト」というのよ、と言いました。そして、この石はタンザニアという美しい国で発見されたこと、タンザニアの夜ふけのような神秘的な色合いだからその名が命名されたことを、私に説明してくれました。なんて素敵な話なんだろう、とうっとりしました。さすがにその石は買えなかったけれど、広大なアフリカの夜を思い浮かべては素晴らしい気持ちになりました。その日の夜は、ずっとそのことを考えていました。

 

 

13日の日曜日は、予約していたいつもの美容院に行きました。前回、オリーブ系のくすんだ色に髪を染めてもらってから、その評判がすこぶる良いので、そのことを担当の美容師さんに伝えると、少しはにかんでそれはよかったです、と言ってくれました。定番の刈り上げスタイルにしてもらって、いい気持ちになりました。今までいろんな髪型をしてきたけれど、今のスタイルが一番のお気に入りです。早速、昨日買ったネイルもしてみました。私は黒のカラーを選び、丁寧に重ね塗りしてみると、指先はたちまち星空のようになりました。

 

14日はお家でゆっくりしました。夕方には大好きな銭湯に出かけ、心ゆくまでお風呂を堪能しました。

 

15日は、郊外に足を伸ばしてアウトレットに行きました。graniphでおかあさんと一緒の「ワンワン」と「うーたん」が並んでいるTシャツを買いました。私はキャラクターに目がないので、とても気に入りました。財布も探していたのですが、なかなかいいものが見つからず、結果財布は買わないで帰りました。お昼はイタリアンレストランでワインと共にトマトパスタを食べました。この日も夕方に銭湯に行きました。

 

こんなふうに、私のお盆休みは過ぎていきました。あっという間に終わってしまいましたが、それなりに楽しめたので良かったです。たまには連休も欲しいなあ、としみじみ思ったお盆でした。