明けましておめでとう

明けましておめでとうございます。今年も心身ともに健康でいることを目標に、少しずつ前に進んで行けたらいいなと思います。

 

さて、三ヶ日は仕事がお休みでした。元日は初日の出を見たあと、お家でゆっくりと本を読みました。特に向田邦子のエッセイ集がお気に入りで、何回も読み返しています。2日も、同じようにゆったりと過ごしました。私の仕事は連休がなかなか取れませんから、予定のないお休みを心ゆくまで満喫しました。

 

3日は、地元の神社へ初詣に行きました。子供の頃からずっとお参りしている、思い入れのある場所です。お正月らしく、参道には屋台がたくさん出ていました。焼きそば、チョコバナナ、ポテトに綿飴。そして、ちょっと暇そうなお面屋さん。私は毎年お世話になっているお飾り屋さんで、小さな赤いダルマを買いました。店員のおじさんはタバコをふかしていましたが、私がダルマを求めて近づくと、サッとタバコを隠しました。そして、「また来年もよろしくね」と、笑顔で言いました。

 

人々で賑わう参道の隅に、ぽつんと「手相占い」の看板の出た小さなお店がありました。目に見えないものにお金を払う惜しさよりも、興味の方が勝ってしまい(また、実は私は占いが嫌いではありません)、気づけば3千円を財布から用意していました。

 

眩しいくらいの赤のコートに白いファーをつけた女性は、私の手の隅々や、おでこや、マスクの下の顔までもをまじまじと見つめました。そして、私の性格、性質と言いますか、根本的な部分を言い当ててみました。

 

「あなたはあらゆることで好きなものしかしない人。たとえば、好きな科目はいつも100点、嫌いな科目は10点を取る人ね」

 

その通りだと思います。占い師さんは続けて、だからこそ好きなことを仕事にし、かつそれを楽しむことができれば、いずれは大成するのだ、と言いました。他にもいろんなお話をしてくれましたが、この「好きなことしかしない」という部分が1番鋭い指摘だな、と思いました(ちなみに、今年の恋愛運はいまいちなのだそうです)。

 

私は病気のために、同級生よりもやや遅く社会人になりました。毎日少しずつ進むだけだ、と前向きに捉えてはいますが、焦りが全くないかといえば、嘘になります。ただ仕事を楽しむということを、すっかりと忘れていたような気がします。今年は、もう少しいろんなことを素直に楽しんでみようかな、と思いました。

 

さて、お正月休みももう終わり。明日からまた頑張ります。