精神科に行った日

今日は定期的に通っている精神科での診察日でした。今の主治医とは、2年ほどのお付き合いになります。この病院自体にお世話になってからは、もう3年ほど経つでしょうか。それだけ、病気とも長く付き合ってきました。

 

今、双極性障害の症状はかなり落ち着いています。特に躁病相は、薬をちゃんと飲んでいればほとんど見られなくなりました。うつ病相については、やはり環境や季節、ストレスによってはちらほら出現することがありますが、以前のように全く生活が成り立たないレベルにまでひどくなることはなくなりました。

 

監視妄想や、関係妄想のような症状が子どもの頃からずっとあることを、今日はじめて先生に話しました。言葉にするのがあまりにも難しかったので、スマホのメモに伝えたいことを事前にまとめて、それを読んでもらいました。人生で、はじめて詳しくこのことを他人に話しました。

 

うなずきながら、先生は文字を追っていました。そして、双極性障害自閉症スペクトラム障害などで、まれにそのような症状が見られる場合がある、と言いました。私はそれを聞いて、心のどこかで安堵しました。本当は監視なんかされていなくて、それは私の病気が悪さをしているだけだったのかもしれない、と思いました。

 

エビリファイというお薬が増量されました。また、頓服薬として、リスペリドンという液体のお薬も出してもらえました。辛くてどうしようもない時にこれを飲むのだそうです。精神薬は常に誤解されてきましたが、私にとっては心強い味方です。

 

診察の最後に、先生が話してくれてありがとうね、と言いました。先生は優しい人ですが、てっきり、なんでずっと隠していたんだ、と怒られると思っていましたから、なんだか肩の力が抜けるようでした。そして、久しぶりに他人とのコミュニケーションから「安心感」を覚えたのでした。

 

その後は韓国料理屋さんに行って、大好きな辛い韓国料理をたくさん食べました。サムギョプサル、ケランチム、スンドゥブを、無心で頬張りました。解放された気がしたのです。ずっとひとりで抱えてきた不気味な闇が、現実ではなくて病気からくるものだと思えるようになりました。韓国料理はとても美味しいものでした。

 

明日は仕事です。仕事は好きです。また、ちょっとだけ頑張ってみようと思います。